コミュニケーション

ここだけは押さえて!認知症の接し方と家族の適切な対応方法紹介

「お母さんが毎日同じものを買ってくる」
「夫が突然暴力的になった。」

など、家族に認知症の人がいたら
このような経験はないでしょうか。

家族が別人のようになってしまうと
とても不安ですよね。

高齢化が進む、日本。
認知症がより身近な存在になることは
避けられません。

ここでは、認知症の人に対しどう接す
ればよいかわからない人のために、
正しい接し方、間違った接し方を紹介
します。

認知症といっても軽度~重度まであり、
症状もさまざまですが、一人の人間と
して思いやりのある接し方をすると
おだやかな生活ができるようになり
ます。

それでは見ていきましょう☆

本人が一番不安に思っている

大切な家族が認知症になった。

ショックですよね。

これからどうすればいいのか。
何をすればいいのか。
何が起こるのか。

色々と考えてしまうと思います。

ですが大前提として、

「一番不安に思っているのは認知症
患者ご本人です」

このことを念頭に置くことが大事です!

私が勤めているデイサービスでも
認知症に関する本を自宅からもってきて
熱心に読んでいる認知症患者さんがいます。

ある認知症の人は、散歩の最中突然
「家に帰る」と言い出し、涙を流しなが
ら歩き続けていました。

その時不安に感じる気持ちが痛いほど
伝わってきます。

認知症の人はとにかく不安であり、傷つ
いているんだということを理解しておく
ことが必要です。

認知症の人への良い接し方

①笑顔で接する 
②本人のペースに合わせる
③かけがえのない存在だと認識してもらう

接し方次第で心理的にも安定します。

笑顔で接する

認知症の人には出来るだけ笑顔で接する。

とても大事です。

なぜなら「この人は笑顔だ」という
プラスの感情は認知症の人の心に記憶
されるからです。

認知症が進んで意思疎通が難しくなっ
ても、笑顔で接する人には穏やかな表情
を見せることが多くあります。

「きちんと目を見て、笑顔で接する」

プラスの感情が残るように接することが
できたらいいですね。

本人のペースに合わせる

認知症の人はペースが乱れると混乱する
ことがあります。

せかしたり、慌てさせたりせずにゆっく
りと本人のペースに合わせるようにしま
しょう。

トイレや食事など、介助者としては
「今、トイレに行ってほしい。」
「早くご飯を食べてほしい。」

など考えてしまいがちですが、無理やり
や押し付けはせず、本人のペースで行う
ことが大切です。

かけがえのない存在だとわかってもらう

認知症は少しずつ出来ないこと・わか
らないことが増えていきますが、出来
ないことに目を向けるのではなく、
今出来ることを考えることが大切です。

簡単な家事などを手伝ってもらい、認知
症であっても人の役にたてることを
感じてもらいましょう。

勤務しているデイサービスでも、お盆を
拭いてもらったり、洗濯物をたたんでも
らったりと、出来ることを手伝ってもら
っています。

そうすると、背筋が伸びてシャキッと
する。
「私、今仕事してます。」という感じに
なる。
こちらも嬉しくなります ^_^

認知症の人へしてはいけない接し方

①否定する
②怒る
③環境を変える

これらの接し方は認知症の人を
不安にさせ、ストレスが大きくなって
しまう可能性があります。

 

否定する

認知症の人が言ったことが事実と
違う場合、また言ったことを忘れている
場合、あからさまに否定しないこと。

本人にとっては、それが「事実」なの
です。

なので、自分にとっての事実を否定され
ると悲しく、悔しく嫌な感情だけが残っ
てしまいます。

やんわりと優しく「そうなんだね~」
と言って受け入れることが大事です。

怒る

認知症の人へ一番してはいけないこと
が、怒ることです。

認知症は、経験したことまるごと忘れ
しまうので、そのことで怒られると
身に覚えのないことで怒られていると
いう状態になります。

「自分はなぜこんなに怒られなければ
ならないのか」

という怒り・不安な気持ちが増大し、
認知症の症状悪化にもつながります。

認知症の場合、その嫌だった感情だけは
残ってしまうので、今後
「この人は嫌い。嫌だ。」
と、介護に非協力的な態度を取ってしま
っては大変です。

疲れている時、イライラしている時
つい怒ってしまいがちですが、まずは
相手を落ち着かせ心を安定させること
が大切です☆

環境を変える

認知症の人は環境の変化に弱いです。

なるべく環境を変えないようにして、
人間関係や生活を今まで通りにした方が
落ち着きます。

もし、どうしても環境を変えなければ
ならない状況であれば、
本人の好きなもの、馴染みのあるものを
持って行って目に付く場所に置いたり、
毎日している習慣をしたりするとストレス
も緩和されると思います。

まとめ

①笑顔で接する 
②本人のペースに合わせる
③かけがえのない存在だと認識してもらう

以上の3点が認知症の人に良い接し方
として紹介しました。

介護をしていくと、思うようにいかず
イライラして怒ってしまうこともある
と思います。当然です。

でも、最初のほうにお伝えした
「認知症の人は常に不安な気持ちを抱え
ている。」
ということを忘れずにいれば自然と
対応の仕方も変わってくるのではないで
しょうか。

「忘れてしまうのは、病気だから。
本人は悪くない」のです。

認知症の人への適切な接し方を知って、
お互い笑顔で心の安定を保ち、より良い
信頼関係が気づけるといいなと思います。