コミュニケーション

子どもの食事マナーにもう悩まない!叱らずに注意する5つのメソッド

ゆっくり食事をしたいのに、子どものマナーが悪すぎてイライラするー―
元気いっぱいの無邪気な子どもが小さなモンスターに見える――

親だったら誰しも経験があるのではないでしょうか。

つい声を荒げて叱ってしまうも反抗されて、
聞き分けのない子どもに無駄だと知りながら怒り心頭!!
食卓の雰囲気が悪くなって、気分は最悪。。。

そんな負のループに陥っているあなたに、朗報です。

ちょっと目線を変えてみてください。
怒るということは、子どもの将来のために直してあげなきゃという
「愛情」があってのことですよね。

そんなあなたの胸に秘めた親の愛情を存分に生かして、
叱ることなく上手に食事マナーを注意する方法、
楽しみながら教えていく、とっておきの教育メソッドをお伝えします。

心は冷静に、そして根気強くチャレンジしていきましょう。

周りの大人たちの食事マナーは正しいですか?

子どもの食事マナーうんぬんの前に、
まずは親の方の食事マナーをチェックしておきましょう。

子どもは「真似の天才」。
いつも身近にいる大人を手本にしています。
周りの大人のふるまいを見て、あいさつや礼儀はもちろん、
食事のマナーも学んでいきます。

たとえば食事の前には、手を合わせて「いただきます」、
食べ終わったら「ごちそうさまでした」と言っている大人を見ていれば、
子どもも自然と言うようになるだろうし、

料理を残さず食べる両親の姿を見ていれば、
子どもながらにそういうものだと記憶するはずです。

逆に、携帯を手にして食事をしたり、何にでも塩をかけたりするなど、
大人がマナーの悪いところを見せてしまうと、
子どもはやってもいいのかなと認識してしまいます。

特に6歳頃までは子どもにとっての社会は家庭中心。
キッチンの棚を足で閉めたりしていませんか?
朝食は足を組んで新聞を読みながら食べていませんか?

「うちのお母さん(お父さん)はこうしていたよ」と言われないように、
子どもが小さいうちは特に、
幼い眼差しに見られていることを意識してふるまうようにしましょう。

家庭のルールを決めていますか?

一方で、パスタを食べる時、
お母さんはフォークにクルクル巻いて無音で食べているのに、
お父さんはお蕎麦のようにズズッとすすって食べる。

こういうことってよくありますよね。

両親が違う食べ方をしていると、子どもが混乱してしまいます。
なので、両親の食事マナーのすり合わせもおのずと必要になってきます。

子どもが真似しないように、あなた(君)のここを直してね、
という感じでつじつまを合わせ、“家庭のルール”を決める

これはつまり、
夫婦にとってもお互いにマナーの悪い部分を言い合える絶好のチャンス。
まさに一石二鳥ですね。

あと、よくあるのが、
「○○君はこうやって食べてるもん! なんでダメなの?」
とか
「○○ちゃんのおうちでは、みんなこうやって食べてたよ!」
と子どもに言われるパターン。

そんな時、家庭のルールを決めておけば、
「うちのルールではこうなのよ。よそはよそ、うちはうち」
と納得させることができますよね。

こう言われたら、子どもだってぐうの音も出ないはずです。
さあ、今すぐ家庭のルールを徹底させましょう。

子どもが自分で取り組む環境は整っていますか?

突然ですが、“モンテッソーリ教育”というものをご存じでしょうか?
最近では、棋士の藤井総太さんが受けた教育法として脚光を浴びています。
ちょっとお高い玩具でも知られているかもしれません。(笑)

最近、それに関する本を読む機会があり、目からうろこな思いをしました。

簡単に言うと、
「子どもには自分の力で自分を教育する力が備わっている」という
「自己教育力」の存在が前提の教育法。

子どもの持つ「自己教育力」を信じて、環境を整え、援助することが周りの大人の役割
だというのです。

なるほどー
子どもがちゃんとできないのを見てイライラして叱る。
これじゃダメなんだ、完全に大人の空回りなんだなと思いました。

確かに、子どもは自分で取り組めるような環境なんてものを
整えることはできませんよね。

たとえば、ひじをついて食べる子がいたら、
イスやテーブルの高さが合っていないのかもしれない。

食べ物をボロボロこぼすようだったら、
お皿の形や大きさが合っていないかもしれない。

「こうしなさい!」「なんでできないの!」と叱るのではなく、
できるだけやりやすい環境を整えてあげる手助けをしてあげてください。

もし環境が原因じゃなかったとしても、
何とか自分のクセを直すための環境づくりに頭を悩ませている親を見たら、
その愛情は伝わるはずです。

環境を整えて直らなかったら、あとは援助する姿勢でのぞみます。
何度も言いますが、決して叱ってはいけません。

ちなみに、モンテッソーリ教育には「叱る」という概念はありません。
「叱る」ではなく、「教える」なんですって。

「叱る」ではなく「教える」


最初に言っておきますが、
3歳になるまでは、まだ脳の記憶する機能がおぼつかないため、
マナーを覚えさせるのは難しいと言われています。

ちょっと思い出してみてください。
皆さんも3歳までの記憶ってほとんどありませんよね?

だからと言って無意味でもなくて、
いいマナーを見せておくだけで、真似はできなくても潜在意識には残ります。
刷り込みだと思って、気を抜かないようにふるまいましょう。

では、実際に注意するにはどうしたらいいか?

そんなの簡単。
心を冷静にして、愛情とユーモアを持って伝えるだけです。

ユーモアのある教え方とは?

「口をクチャクチャさせてたら、周りの人がどう思うかな?」
「〇〇ちゃんに嫌われちゃうよ」
とか、
「ひじをついて食べてたら、お行儀が悪いでしょ」
「お父さんとお母さんを見てごらん」
とか、
「左手を添えた方がずっと安定して食べられるのに」
「左手がお留守だからこぼしちゃうんじゃない?」
など、

子どもの性格に合わせて、優しく伝えてみましょう。

ご飯をこねくり回して残してまうのは、
もしかしたら嫌いな食べ物が入っていたり、
味が苦手な場合もあるので、優しく聞いてみてあげてください。

嫌いなものを無理やり食べさせるのは酷です。
誰だって嫌いなものはありますよね?
逆に苦手意識を持ってしまうことにもなるので、
お手柔らかにしてあげましょう。

好き嫌いが原因じゃない場合は、
「お母さん、せっかく作ったのに悲しいな…」
「美味しくない? どんなものだったら最後まで食べられるかな?」
「世界にはご飯がなくて困っている人がいるんだよ」
と、ちょっと同情を誘ってみたりしてもいいですね。

食事中に立ち上がったり、ウロウロしたりする子。
何となく元気いっぱいの男の子が目に浮かびます。(笑)

まず、なんで立ち上がってしまうかを考えてみてください。
お菓子を食べすぎてお腹いっぱいだったりしませんか?
足が床についていない状態でブラブラしていたり、
おもちゃなど、周りに気が散るものを置いていたり、
テレビをつけながら食べるのも、原因だったりします。

それが原因じゃないとしたら、
「お行儀悪いよ、座って食べようね」「○○ちゃんに笑われちゃうよ」
と根気強く教え続けることです。

高校生にもなれば、こんなことやっている訳がありません。
今だけだと思ってがんばりましょう。

最後に、お箸の持ち方ですが、個人差もありますし、
なかなかすぐに習得は難しいでしょう。
手本を見せながら、根気強く教えてあげるしかありません。

でも、なかなかできないと、子どもは嫌になってしまいます。
そんな時は “エジソン箸”がおすすめ。
お箸の持ち方を矯正してくれるアイテムで、サイズの幅も豊富。
これをおもちゃ感覚で使ってみるのもいいかもしれません。

また、一度クセが直ったからと言って、すぐに直るとは限りません。
子どもは同じことを何度もくり返します。

そんな時も「ほら、ひじひじ~」と指でつんつんするとか、
「左手がお留守になってるよ~」と肩をつついたり、
優しく、根気強く、教えていってあげましょう。

もし祖父母と暮らしていたら、あなたはラッキー。
親子だと関係が近すぎて、感情をストレートに出てしまいがちです。
おばあちゃんにお願いして、ソフトに諭してもらうといいでしょう。

外食や親戚・友人との会食での対応は?

たまの休日に家族で楽しい外食。
ご飯を作らなくてもいい、片付けをしなくてもいい、やったー!
でもその反面、小さなお子さんをお持ちの方はひやひやですよね。

大人が嬉しいのだから、当然子どもたちもテンションはMAX。
外食先ではしゃいでしまうのは想像にかたくありません。

はしゃぐのが好きなお子さんであることを自覚している場合は、
レストランの個室を予約するか、
目に入れても痛くないと思ってくれる祖父母のいる実家など、
気の置けない間柄のおうちにしておくのをおすすめします。

それでもどうしても外食はしたいこともありますよね。
その場合は、他人に迷惑をかけないように、
大人が協力して子どもを見張る覚悟で出かけましょう。

先日、ファミレスで友人と食事をしていたら、
2人の男の子が通路を走り回っていました。
兄弟なのでしょう、弟がお兄ちゃんを追いかけていて、
今は特にコロナ禍なので、すごく気になりました。

親がどこにいるか分からないのに、
私たち他人が注意する訳にもいかないし、
「親の教育はどうなっているんだろう」と呆れてしまいました。

周りに迷惑をかけないように注意しているならともかく、
目を配る自信がないなら、連れていかないのが賢明です。
家庭内ならともかく、レストランは外の世界なのですから。

一方、家族ぐるみのお付き合いで、バーベキューやハロウィン、
クリスマス会などのイベントは、目をつぶってあげましょう。
楽しい雰囲気を大切にして、人に迷惑をかけていないか、
ケガをしないように目を配るぐらいにしておきましょう。

まとめ

  1. 周りの大人たちの食事マナーは正しいですか?
  2. 家庭のルールを決めていますか?
  3. 子どもが自分で取り組む環境は整っていますか?
  4. 「叱る」ではなく「教える」
  5. 外食や親戚・友人との会食での対応は?

少し長くなりましたが、
“モンテッソーリ教育”なるものの理論も交えて、
子どもを後押しする環境を整え、叱らずに教えるという姿勢で、
愛を持って子どもの食事マナーを注意する方法を
私なりにお伝えしてきました。

この5つのメソッドを使って、
愛する我が子に食事マナーを教えてみてください。

食事のマナーは子どもの将来に関わること。
小さい子どもには親のあなただけが頼りです。
きっと将来、「あの時はありがとう」と言ってもらえるはず。
子どもの将来のために、精一杯がんばりましょう。