オススメアイテム

映画通がおすすめする洋画の良作!がんばる女性に観て欲しい珠玉の10本

皆さん最近、どんな映画を観ましたか?
コロナ禍で密を避けるため映画館から足が遠のき、
お家シネマを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?

映画の専門学校へ通っていた自称映画通の私は、
緊急事態宣言で映画館が休館した時を除き、
足しげく通っていました。

そして上映中の映画じゃない良作などは、
AmozonプライムやNetflixなどを活用して、
たっぷり増えたお家時間で堪能していました。

そんな最新の映画情報と今までの知識をもとに、
大ヒットはしていませんが、
後からジワジワくるカルト映画の数々を、
ぎゅっと17本に集約してがんばる女性にお届けします。

在宅ワークや家事など、現実でこんがらがった頭をほぐしに、
映画の中の異世界へ行ってみませんか?
限られた時間の中で、いい映画をたくさん観てください!

監督の自伝的ストーリーにうならされる、いい意味“未完成な”5

 
出典:YAHOO!JAPAN映画

 

『人生はビギナーズ』(2010年公開 アメリカ)


出典:YAHOO!JAPAN映画

75歳でゲイだと打ち明けた父親と
38歳で初めて真剣に恋に落ちる息子を通して、
「人生はいつからでも始められる」という
メッセージが込められた映画。

マイク・ミルズ監督の父親がモチーフになっており、
父親の人生を通して、自分の殻を破ること、
人生を誰か共に生きることを伝えたいと、
父親の死後5カ月で脚本を書き上げたとか。

父に感化され、翻弄されながら、
少しずつ変わっていこうとする繊細な息子役を
ユアン・マクレガーが見事に演じきっています。
恋人役のメラニー・ロランのファッションや、
俳優犬“コズモ”の存在も印象的なので、
チェックしてみてくださいね。

仕事で大きなミスをして、
落ち込んでしまったりしてませんか?

でも大丈夫、この映画のように、
人生はいつからでも始められます!
私もこのメッセージを胸に、日々頑張っています。

この映画を観て気持ちを切り替えることができたら、
明日からまた新しい人生のつもりで、
また、がんばっていけるはずです。

『イカとクジラ』(2005年公開 アメリカ)


出典:映画.com

作家どうしの両親の離婚により、
父と母の家を往復する生活を余儀なくされ、
生活が一変する兄弟たちの
心情と成長を描いたヒューマンドラマ。

ノア・バームバック監督の家族がモチーフになっており、
作家として売れ始めた母親、それを認めない落ち目の父親、
お母さんっ子の次男、そして父を心酔する長男。
両親の離婚を通して、4人のそれぞれの思いが
赤裸々なやり取りを通してリアルに鋭く展開されます。

タイトルの『イカとクジラ』は、
米自然史博物館の巨大ジオラマ「イカとクジラの格闘」を指し、
互いに傷つけ合い別れていった父と母のことを暗示しています。

離婚を機に兄弟は問題を起こしまくり、
妻の恋人に虚勢を張る父親、それをあしらえない母親。
救いようのないイタいシーンの連続ですが、
人間味があってとても面白いです。

監督の分身である長男はやがて
「大人は完璧じゃない」ことに気づき始めます。
ラストシーンの彼の表情に注目してみてください。

人の気持ちに敏感で、繊細な女性の皆さん、
いつも波風を立てないようにと、
気をおけないはずの家族の前で、
がんばって笑顔を作っていませんか?

この映画の家族ように、
見苦しくても言いたいことを言い合えることって、
大事なことだと思います。

たまには家族会議を開いて、
嬉しいこと、困っていることを相談してみては?
きっと晴れやかな顔で前に進んでいけますよ。

『20センチュリーウーマン』(2016年公開 アメリカ)


出典:YAHOO!JAPAN映画

1979年のサンタバーバラを舞台に、
シングルマザーの母親とその息子、彼らを取り巻く人々の
ひと夏の出来事を描いた人間ドラマ。

こちらもまたマイク・ミルズ監督の自伝的映画で、
自由奔放なシングルマザーのドロシアは、
監督の母親がモチーフになっています。

15歳のスケボー好きの息子ジェイミーと
心を通わせることができず悩むドロシア。
下宿人の女性写真家アビー、さまよえる労働者ウイリアム、
そして息子の幼馴染の女の子ジュリーに相談します。

個性豊かな隣人にもまれ、影響されながら、
ジェイミーは忘れられない夏を過ごします。
ジェイミーの成長はもちろん、
力強く生きる女性たちのそれぞれの生き様にも
注目してみてください。

あなたには今、悩みを相談できる友人はいますか?
一人でもいれば、あなたは幸せものです。
私は激動の変化があった今年、貴重な一人と出会いました。

この映画のように、
仕事や立場、そして年齢の違う男女に見守られ、
そして触発されながら成長していく主人公のように、
いろんな人にもまれていきたいものですよね。

そういう人との出会いは突然訪れます。
コロナ禍で変化のあるこの時期、
助け合うことのできる人が、その人かもしれません。

『マイ・マザー』(2009年公開 カナダ)


出典:映画.com

シングルマザーの母親と息子の確執を描いた
愛と苦悩に満ちたサスペンスドラマ。
カナダ出身、新鋭グザヴィエ・ドラン監督の
自伝的ストーリーであり、デビュー作です。

弱冠19歳で撮ったとは思えない
抒情的でセンスあふれる映像にまずは驚きます。
10代の頃、誰もが抱く母親への愛と嫌悪感の葛藤を、
監督自ら17歳のゲイの息子として全身で演じています。

彼氏と絵を描く輝かしい時間に全てを捧ぐ
芸術志向の高い息子。
一方で、服装のセンス、話し方や食べ方、
全てが俗っぽい母親と過ごす家庭での時間に我慢ならず、
深い愛ゆえの殺意が芽生えていきます。

「私は母を殺した」という原題の通り、
息子は母親を殺したのでしょうか?
それぞれの解釈をしてみてください。

やるべきことを、がんばってこなす毎日。
別に嫌なことがあった訳じゃないけど、
何となく気持ちが晴れない時もありますよね。

そんなテンションが低い時って、
あまり明るく楽しい映画って観たくないですよね。
そんな時にお勧めしたい映画です。
決して快感になる訳ではないけれど、
いつの間にか、イケ面ドランの愛憎渦巻く複雑な息子心に
寄り添っているような感覚になりますよ。

たとえば何も考えたくない時、
詩やアート映像を体感する感覚で観てみてください。

『ROMA』(2018年公開 メキシコ・アメリカ合作)

出典:映画.com

70年代の政治的混乱に揺れるメキシコを舞台に、
ある白人中流家庭とその家政婦クレオの日常を
全編モノクロ映像で描いたヒューマンドラマ。

舞台はアルフォンソ・キュアロン監督の故郷である
メキシコの首都、メキシコシティのローマ地区。
監督が少年時代にお世話になった家政婦がモデルで、
彼女の目を通して、その思い出が綴られています。

医者の夫と妻、祖母と4人の子どもが暮らす中流家庭で、
子どもたちの世話や家事に追われるクレオ。
メキシコの政治的な激動とともに
家族とクレオにも数々の悲しみが淡々と押し寄せます。
そんなクレオと家族が心を通い合わせるシーンが、
モノクロ映像の効果もあってか、本当に美しいです。

石造りの床のファーストシーンから海辺のラストシーンまで、
随所に光る芸術的な映像、音、構図、
五感をフルに働かせ、全てに気を配って堪能してください。

仕事をしながら家事をこなしている女性の皆さん、
何でも完璧にこなさなきゃと、
日々がんばりすぎていたりしませんか?

職場で厳しい上司だって、あなたが嫌いで厳しい訳じゃない。
パートナーだって、あなたに心地よく過ごしてほしいと
思っているはず。

この映画の家政婦クレオを取り巻く人々のように、
きっと温かい気持ちで見守ってくれています。
疲れた時は頼ってみたり、寄りかかってみるのも
コミュニケーションに繋がるかもしれませんよ。

普通じゃなくても「家族ってやっぱりいいなあ」と思える2

出典:YAHOO!JAPAN映画

 

『ホテル・ニューハンプシャー』(1984年公開 アメリカ)

出典:YAHOO!JAPAN映画

念願のホテル経営に乗り出したウインとその家族の物語。
ジョン・アーヴィングの小説がもとになっています。

同性愛者の長男、ジョディ・フォスター演じる美しい長女、
ロブ・ロウが演じる姉を熱愛する次男、文学少女の二女、
耳の不自由な三男という5人の子どもたちは、
3つのホテル・ニューハンプシャーを通して成長し、
たくさんの辛い経験をします。

長女のレイプ事件、姉弟の近親相姦、妻と三男の死、
自身の失明など、ウインはさまざまな困難を乗り越え、
妻と出会った思い出のホテルに辿り着きます。

不幸の連続でありながら、登場人物のキャラが立ち、
どこか笑いも感じられる不思議な映画です。

あなたには夢がありますか?
夢と言っても小さなことでいいんです。
いつか広いベランダのある家に住みたいとか、
パンを焼けるオーブンのある暮らしをしたいとか。
私の夢は犬を飼って散歩に行くことだったりします。

この映画で、クマのいるホテル経営を夢見て、
アメリカ→ベルリン→アメリカと3か所も転々とした
お父さんの行動力を見習って、
夢に向かって一歩ずつ進んでみてください。

もしなければ、これから小さな夢を持てば、
きっと、がんばるあなたの毎日の暮らしが
もっと楽しくなこと間違いなしです。

『マイヤーウィッツ家の人々』(2017年公開 アメリカ)

出典:映画.com

こちらは前述の『イカとクジラ』と同じ
ノア・バームバック監督作品。
親の愛の配分にいろんな思いを抱えた三姉兄弟が、
自己中心的な彫刻家の父のもとに再び集まり、
不器用ながらも絆を確かめ合っていくコメディドラマです。

D・ホフマン演じる父親ハロルドのお祝いのために、
三姉兄弟が久しぶりにN.Y.に集まります。
会計士の異母弟、専業主夫の長男、さえない長女は、
それぞれにコンプレックスがありギクシャクしながら、
過去の栄光にしがみつく父親に降り回されていきます。

それでも父親からの愛情を欲してしまう、
大人になりきれない中年に差しかかった3人が
本当に滑稽です。

ぎこちない家族がどうやって
折り合いをつけていくのでしょうか?
かみ合わない会話から、
少しずつ絆を深めていくのが見どころです。

さて、あなたには仲のいい兄弟がいますか?
そしてもし疎遠になってしまっているなら、
この機会にぜひ、歩み寄ってみませんか?

私には姉がいますが、一番尊敬している人だったりします。
きっと血がつながっていなければ、
友人になれるタイプではなかったような気がします。

でもずっと二人きりで会ってないし…
なんて不安に思っているあなた、心配は無用です。
この映画のように、
兄弟というものは、幼い頃に一緒に育った記憶や、
親という共通の要素があればこその、
疎遠になりきれない間柄なのです。

回数を重ねれば大丈夫。
きっと、がんばるあなたを支えてくれる一人になってくれます。
そんな貴重な繋がりを、ずっと大切にしていけたらいいですね。

空想の翼を広げ、はるか遠くにトリップさせられてしまう3

出典:YAHOO!JAPAN映画

『ある日どこかで』(1980年公開 アメリカ)

出典:YAHOO!JAPAN映画

タイムトラベルとラブロマンスが融合した
切ないSFラブストーリー。
アメリカ版「時をかける少女」とも言える作品です。
公開当時は泣かず飛ばずで、
ビデオ化されてからカルト的人気に。
舞台となったミシガン州の老舗ホテルには、
いまだに映画ファンが訪れるとか。

海辺のホテルを訪れたリチャード。
壁に飾られた1枚の貴婦人の肖像画が気になります。
「私に帰ってきて…」という意味深なセリフに、
一世紀も前の女優に恋をするのです。

ラフマニノフのラプソディーが
二人のロマンスを盛り上げます。
時のパラドックス、愛のパラドックス。
少々後味の悪い結末ですが、
それ以上に惹きつけられるものがあります。

突然ですが、あなたが今まで付き合った彼の中で、
一番好きだった彼は今近くにいますか?
おそらくほとんどの方が、
お別れして音信不通だったりするのではないでしょうか。

私の場合も、音信不通でもはや写真も残っていません。
そしてきっと思い出はとても美化されています。

この映画では、そんな一人の相手に執着する男性が主人公ですが、
執着ってよくないなあと思わせてくれます。

歴代で一番好きな相手ではないけど、
今のパートナーでむしろよかったって思えて、
きっと幸せな気持ちになれるはずですよ。

『ナイト・オン・ザプラネット』(1991年公開 アメリカ)

出典:YAHOO!JAPAN映画

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ、
5つの都市で同じ夜に走るタクシーの中で繰り広げられる
5つの物語を描いたオムニバス映画。

1話目から大好きなウィノナ・ライダーが
タクシードライバーとして颯爽と登場します。
チューインガムを噛みながらタバコをふかし、
届かない足を箱に付けアクセルを踏む姿が印象的です。

ジーナローランズ演じる映画業界の大物に
「女優にならない?」と誘われるのですが、
整備工を目指す彼女の答えが粋で、とても面白いです。

陽の沈むロサンゼルスから夜明けのヘルシンキまで、
ドライバーと客のやりとりが繰り広げられ、
まるで自分が夜の地球を一周しているように、
いろんな人生のいろんな面を見せてくます。

そして最後、トム・ウェイツの歌声が心地よく響きます。
夕暮れから夜明けまで世界の上空から見下ろして、
みんな色々なんだなと、じんわり心に響く映画です。

仕事も家事も頑張ったし、
そろそろ海外旅行に行きたーいと思っていたあなた。
今年はというか、来年も行けそうにないですよね。

私も転職を機に、今年の3月、
憧れのローマに行こうと思っていた一人です。
まさにイタリアが一番にロックダウンしてしまい、
ひっくり返りそうになりました。

ハンバーガーやピザ、コーラを片手に、
この映画を観て5か国を一晩で旅してみてください。
時差ボケすることもなく、
きっと明日から、すっきりした気持ちで
新しい生活がスタートできますよ。

『カプリンコン1』(1977年公開 アメリカ・イギリス合作)

出典:映画.com

初の有人火星探査船「カプリコン1」をめぐり、
トラブルに巻き込まれた3人の飛行士が
国家組織に立ち向かう様を描いたSFサスペンス。

宇宙船の故障を隠すNASAに強要され、
火星に到着したふりをスタジオで演じる3人の飛行士たち。
罪悪感が募りついに逃げ出す彼らですが、
国家組織に追われることになります。

派手なカーチェイスとスカイアクション、
見どころがたくさんのエンタメ要素も満載。
こんなことが本当に起こったら…という怖さもさながら、
ストーリー展開の面白さに前のめりになること必至です。

最近、何か嘘をつきましたか? 小さな嘘でも大きな嘘でも、
後からつじつま合わせに困窮することは、
誰でも経験があるのではないでしょうか。

でも本当のことを言うと誰かを傷つけるかもしれない場合、
‟嘘も方便”の嘘をついてしまうんですよね。
だから私は何年か前から、そういう時は黙ることにしています。
嘘をつくくらいなら、しゃべらない。

この映画の、国家級の嘘をつけ続けるため巻き込まれた、
三人のようにならないために、
嘘のセリフは絶対にはいてはいけません。

言葉は転がっていきます。
そして噂という怖いものを巻き込んで
大きくなっていく可能性だってあるのです。

嘘は本当に怖くてやっかいです。
この映画で存分に学んでいただければと思います。

まとめ

がんばる女性に観て欲しい映画10選

  • 強いメッセージ性の込められた『人生はビギナーズ』
  • 少年のひと夏の思い出を描いた『20センチュリーウーマン』
  • 人間味が強いヒューマンドラマ『イカとクジラ』
  • 愛と苦悩に満ちたサスペンスドラマ『マイ・マザー』
  • 中流家庭と家政婦の交流を描いた『ROMA』
  • 一家でクマのいるホテル経営を夢見る『ホテル・ニューハンプシャー』
  • 大人になりきれない三姉兄弟が魅力の『マイヤーウィッツ家の人々』
  • タイムトラベルとラブロマンスが融合したある日どこかで
  • 5つの都市の物語を描いたオムニバス映画『ナイト・オン・ザプラネット』
  • 偽の火星着陸を演じる悲劇に満ちたSFサスペンス『カプリンコン1』

いかがでしたか?
まだまだ紹介したい映画はたくさんあるのですが、
今日のところはこれくらいにしておきます。

過去の名作から、王道ではないカルト的な作品、
そして私自身の個人的な趣向も取り入れ、
独断と偏見で、がんばる女性に見て欲しい
10本の洋画を紹介させていただきました。

監督の自伝的作品、家族のストーリー、ぶっ飛んだ映画、
この3テーマに分けていますので、
気分によって選んでいただければと思います。

音楽や絵画、本や漫画などもそうですが、
現実とは違うもう一つの世界を体験できる「映画」って
本当に魅力がありますよね。

洋画は特に、遠い外国の文化や家族の価値観などが
メディアで報じられる最大公約数ではなく、
個人のドラマを通して垣間見え、貴重な感じがします。

なかなか海外へ旅することが難しい昨今、
映画でトリップするのもいいですね。
では、楽しいシネマライフをお過ごしください!